くじゃくとアイガモのいる農園、信念を貫いて、ひろがった水田・畑
今回いろいろ、田んぼ・畑に行ってならではの話が聞けたのでお伝えしたいと思います。
築城さんのところは、家のすぐ周りに大部分の畑と田んぼが広がっています。畑・田んぼあわせて、約4.8町。有機栽培の田んぼは、あいがも農法で、ほしのゆめとゆきひかりを栽培しています。あいがも農法をはじめて今年で13年目、地域と
のつながりもでき、近くの小学校では、学童たちひとりひとりが1羽づつ育てたあいがものひなを、毎年田んぼに持ってくるのが恒例行事となっています。
また函館などの消費者を中心とした親子の田んぼの草取りイベントなども企画しています。あいがものひなをある程度まで育てるために使っているハウスには、愛玩用の鶏ややぎ、くじゃくなどがおり、それぞれ繁殖し、頭数・羽数が増殖中。子供たちが触れ合える空間となっています。
築城さん夫妻が、20数年前、有機農業をはじめたのは、「子供に食べさせられない農産物は作らない」との思いから。それまで家廻りの除草のための除草剤の散布を、親に止めてもらうのにも一苦労した時代だったそうです。
最初は、栽培したこともない人参やほうれん草を、近くの生産者の栽培管理を見よう見真似で作ることからはじめたそうです。はじめてからの10年は、毎年、「今年限りで、有機栽培は終わりにしようと」、思う日々だったそうです。天候などにも左右され易いため、栽培計画どおりに生育が進まないこともしょっちゅうで、せっかく作ってもまた畑にすき込むということが何度もありました。
それでも有機農業を続けて来れたのは、「薬や化学肥料に頼る農業は、農業ではない」という思いと、毎年冬に開かれて
いた作付け会議での、各地の生産者との情報交換を含めた交流だったといいます。やっと栽培設計も安定し落ち着いて来たのは、ここ10年くらい前から。無理のない栽培計画と家族全員での営農で、地域とのつながりも強めながら、しっかりと歩み続ける築城農園。
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