昔から新鮮な野菜や魚が多くとれる農漁村地区には「寒干し」という技術が伝承されています。
昔の人は、雪も粉質化し、空気が急激に乾燥する大寒の時期に乾燥したものは、良質で保存性に優れたものができるということを経験的に知っていたから、このような自然現象をうまく活かしたすばらしい技法を作り出したのだといえます。
そこで、昔ながらの<寒干し>を人工的に再現する方法として考えだされたのが、氷温技術を基に開発された氷温乾燥技術なのです。
氷温とは±0℃から物体が凍る直前の温度域を指します。物体によって凍る温度は異なりますが、弊社の氷温乾燥一夜干は、魚が凍る直前の温度域(−0.2〜−0.3℃)に設定しています。この温度の中で熱が循環する程度の空気の流れをつくり、約24時間前後の時間をかけてじっくりと水分だけを除湿しています。出来上がる製品は生鮮魚のようにふっくらとソフトな干物に仕上がります。また、氷温域に長時間さらされることによって熟成され、魚本来の風味や旨味が増すので、余計な添加物を必要としない製品が出来上がります。
有害微生物が繁殖できる環境にないため、安全な製品となります。 |